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未来を走るライトレール、メトロ (2)

 ダウンタウンに行く度にその変化が手に取るようにわかる昨今。その大きな担い手であるライトレール。車両もフェニックスに到着し始め、いよいよ稼働は対年末だ。

 今月もこのライトレールを見てみよう。

 

建設計画


セクション1
19th AvenueとMontebellからCamelback RoadとCentral
Avenueまでの路線。2008年2月完成予定。
セクション2
Central Avenue上のCamelback RoadからMcDowell Road
までの路線。本年12月完成予定。
セクション3
Central AvenueとMcDowell Roadから
Washington/Jeffersonと26th Street間での路線。2008年1月
完成予定。
セクション4
Washington/Jefferson上の26th StreetからTempe Town
Lake Bridgeまでの路線。本年12月完成予定。
セクション5
Tempe Town Lake BridgeからMesaまでの路線。2008年3月
完成予定。
Tempe Town Lake Bridge(テンピ・タウンレーク・ブリッジ)
は既に完成。

ライトレールの車両は日本製

 車両は大阪の近畿車輛株式会社の製品だ。アメリカの企業でライトレールを製造する会社は皆無だ。そこで、当然、海外からの輸入となるのだが、皮肉なことに、バイアメリカ(アメリカ製品を購入する)という法律がアメリカにある。この法律によると、たとえ海外からの車両であっても、その製造の62%はアメリカ国内で行われなければならないというものだ。
 従って、日本から送られて来た車両は、完成品ではなく、アリゾナで様々な部品が取り付けられて、ようやく完成となる。ちなみに、線路はオーストリア製、切符販売機はドイツ製を使っている。

近畿車輛

 アリゾナに車輛を提供する近畿車輛は、日本国内ではJR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州と取引があり、その他東京地下鉄や各地の高速鉄道の電車を製造している。また国外では、香港九広鉄道、エジプト・カイロ地下鉄、シンガポール、フィリピンなどに車輛を提供。また、アメリカでは、ダラス、マサチューセッツ、ニュージャージー、サンタクララなどに地下鉄やライトレールの車輛を送ってきた。

車両

 フェニックスの車両は長さが90フィート、高さ12フィート、横幅8.5フィートで、総重量が98,000ポンド。座席は66席あり、一台で200人までの乗客を運送できる。運転寿命は30年とされている。最初の車両がフェニックスに到着したのは昨年の12月5日だった。本年末までには30台が到着する予定となっている。アリゾナの猛暑に対応すべく、大型エアコンを装置し、窓もティント処理をして、強い日光を極力遮断できるようになっている。テストドライブも間もなく始まり、ワシントン・ストリート上の44thから56thのストリートの間を空車が走り始める。

 
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